こんにちは。中浦和店の渡邊です。
今回は、かの有名な
『あさま山荘事件』の現場跡を巡ってきました。
『あさま山荘事件』は1972年に全国を騒がせた出来事で、長野県軽井沢の保養所「あさま山荘」において、
連合赤軍が管理人の妻を人質にとって立てこもった事件です。
当時 NHK・民放を合わせた視聴率が
89.7%、10時間以上も生中継をし、日本中が注目していたまさに劇場型犯罪として有名な事件です。
当時、僕は三歳でしたが、テレビでずっと同じ建物ばかりが映っていて、何となく部分的に覚えていた事件でした。
軽井沢駅からバスで
「レイクニュータウン入口」へ向かいますが、ひとつ手前の停留場
「治安の礎」で降りました。
結構な雨で、上下ともウインドブレーカーを着用。
この雨の中をトレッキングかと思うと、少々気が重くなりました。
「治安の礎」は当時
『あさま山荘事件』で殉職した二名の機動隊員の慰霊碑として建てられました。
碑の右側には当時の事件の様子が刻まれたレリーフがはめ込まれています。
亡くなった二名の機動隊員の遺品は、出動前の寄せ書きとともに東京都中央区京橋にある
警察博物館に展示されています。
少し歩くと
レイクニュータウンの入口に到着しました。依然雨は降り続けていますが、ここに入ったら、もう後戻りはできません。覚悟を決めて入るしかありません。
まさかこんなに土砂降りになるなんて…。予想していませんでした。
レイクニュータウンは軽井沢の別荘地帯です。ゴーストタウン化していて普段からほとんど人影もありません。
入口に料金所のようなものがありますが、廃墟化していて徴収されることはありません。
レイクニュータウンは敷地面積1万坪。イングリッシュローズ、フレンチローズ等を中心とした花と緑の湖畔です。昔はスワンボートにも乗れたようです。
http://www.karuizawa-lakegarden.jp/入口からとりあえず真っすぐ進んでいくと、訳の分からない
モニュメントが二体。犬のような妖精のような…。
レイクニュータウンは奥に行けば行くほど道が複雑になるので、来た道を覚えておかないと確実に迷います。第一のポイントが
赤いトンガリ屋根の
「アジリ軽井沢」。
ムーミンの家みたいでカワイイ!
ここからは本格的な山道です。この建物の脇の道を進みます。
二つ目のポイント、からまつ通りの看板が見えてきました。ここを左に進んでいきます。
三つ目の分岐点には大きな人工の貯水池があります。
『あさま山荘事件』のときはここから水を汲み上げ、放水攻撃に使ったそうです。
連合赤軍の銃撃に対抗する
放水攻撃でしたが、途中で水を使い果たしてしまい、人質救出作戦は一時中断してしまいました。
そして
「さつき山荘」の前を通り過ぎます。
この
「さつき山荘」は
連合赤軍が最初に逃げ込んだ場所で、雪上の足跡から長野県警に見つかってしまい、銃撃戦の末
「あさま山荘」へ逃げ込むことになります。
トーテムポールが指し示すとおり、右に行くと
「あさま山荘」の下側(ベランダ側)へ行けますが、先に上側(玄関側)を見に行くので、このまま真っすぐ進みます。
後は一本道。右に左にひたすら上ります。 雨もやんで日が差してきました。
さらに行くと、何か
赤い屋根が見えてきました。 これが
「あさま山荘」です!
To be continued…